ビデオ撮影でも光学手ぶれ補正が効くようになったApple iPhone 6s Plusには大きな期待を持って入手しました。
まずは写真を撮って大満足。照明が良ければ大型センサーカメラに負けないぐらいの画質。次にデフォルト設定でビデオを撮ってこれも大満足。画質も良いし手ぶれ補正も強力。ところが様々な条件で撮っていくうちに色々な不満点が出てきました。
晴れた野外で撮影した場合、太陽が入ると激しいフレアが発生して使い物になりません。ハレ切りが必須のようです。
定点撮影では気になりませんでしたが、ジンバルに載せて歩き撮りすると圧縮ノイズが激しくなりました。画面全体が各フレームで書きかわるためビットレートが足りないのでしょう。これに関してはビットレートを設定可能なFiLMiC Proで改めて検証します。
動体を撮ったり、移動しながら撮るとAFの遅さ、迷い、ウォブリングが気になります。1080p/30fpsや4K/30fpsなど負荷のかかる撮影ほど酷くなるような印象です。
ジンバルや三脚に載せると手ぶれ補正が不自然な印象です。ジンバルではパンした時に揺り戻しが、三脚では風などで振動が伝わった時にバイブレーションの発生が目立ちます。
SONY A6300のもの凄い高画質を見てしまうと、どうしても評価が厳しくなってしまいます。
iPhone 6s Plusの概算ビットレートはSONY XAVC Sの半分くらいですね。 720p 30fps 60MB/min = 4Mbps 1080p 30fps 130MB/min = 17.3Mbps 1080p 60fps 200MB/min = 26.6Mbps 4K 30fps 375MB/min = 50Mbps
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